セラピールーム耀 よう

心身を調節し統合するセラピー

「心身一如」健康むら通信37号 平成28年1月

この健康法の門に入るには、心の宿便をとらないとだめなんだと甲田先生から学んだ。仏教の八正道のことや、五井先生のお祈りの言葉を朝礼で聞いた。友人は診察室で「人間は、肉体的存在だけではないんだ、霊的存在なんだ」という教えをもらい共有した。 わたしは道に迷っていた二十歳の時に、お寺で1年間お世話になり、先生に報告すると、その道で頑張れと励まして頂いた。10年前に病に倒れて専門病院に入院した時、退院したら直し方を指導するから来なさいと手紙を頂いた。

甲田医院の道場には、「心身一如」という言葉が掲げられていた。東洋医学の言葉で、肉体と精神は表裏一体で切り離せないという意味がある。頭であれこれ悩んで考えても解決しない。小食にして便を良く出し、消化吸収を調節し腸が動き出せば、するべきことが自ずとわかる。腹が動き、よしやるぞという気持ちになる胆力がである。本当に、これがしたいという熱い情熱をもっているか、わくわくする生き方をしているか。今も先生は私に問われている。

リハビリのセラピストして医療にたずさわってきた。全人医療や統合医療を掲げ、すばらしい理念であっても、部分の寄せ集めであったり、掛け声に終わっていることは多い。内臓は内科で、関節は外科で、精神は心療内科現実は分断されている。

宝塚健康塾21では、2時間のうち1時間は体操、ストレッチ、インナーマッスルの使い方などのボディワークをし、後半は「心身一如」にそったものを共に学んでいる。

また悩みの解決法として記述して整理することを、鉄鋼王カーネギーの逸話から学んだ。彼の周りにおこる事業の失敗、警察沙汰になった親族の不始末のこと、愛人の問題など解決しない問題が山積みであった。それに加え、妻から今夜食事に行かないというのなら、別れましょうと迫られ、彼はもうだめだと観念した。引き出しのピストルに手を伸ばした時に、いつも使っている便箋に目が留まった。この囲まれている苦しい状況を書き出して遺書にしよう。すると何百もあると思っていた問題が、たかが40個であることに気がついた。その書いたものを4つの項目に分けて並べた。1)明日できること、2)来週以降にできること、3)来月でも間にあうこと、4)解決できないことの4つである。 そして4つ目の紙の束をごみ箱に捨てると、自分にできることはまだあると気持ちに余裕ができ、彼は妻と食事に出かけることができた。

記述して整理することは、認知の変容をおこし行動を変化させる。私の活用している岡田斗司夫氏の「スマートノート」というノート術を次回紹介する。

「らくらくストレッチと骨盤体操」 健康むら通信29号 平成26年1月

 第6期健康塾の講習会6回目の10月5日に「らくらくストレッチと骨盤体操」を行い、9人の参加がありました。

講習会の機会を与えてもらった経緯です。私は、甲田先生から35年前に健康法を習い自分なりに健康法に取り組んで参りました。しかし10年前に首を痛めてから、腰や足の故障が次々とおこり、理学療法士としての仕事もままならぬ状態で、自分の体を回復する調整運動が必要でした。毛管運動、合掌合蹟運動のほか、骨盤運動(ピラティス)や鍼、気功を習い、試してきました。今回行った講習会は、私が習得した健康法、調整法とリハビリをアレンジし、それらを統合したもので、まだ発展途上です。

 私の姿勢と運動に対する考えですが、特別のものではありません。

多くの方は、ストレッチと筋力トレーニングは別のものだと習ってきたのではないでしょうか。ストレッチで準備して競技に入る、筋トレをして、クールダウンにストレッチをする。筋肉も強くしながら体も柔軟にする運動もあります。筋肉が長く収縮するように股関節や背筋、腹筋などを使うと、筋肉はしなやかに強くなり、体は柔軟になります。筋肉の働きには、短くなりながら収縮する仕方と、伸びながら収縮する仕方があります。膝痛の人では、坂道は登りより下りが難しくなります。赤ちゃんは、つかまり立ちができるようになっても自分で座れなくて、泣いてしまう時期があります。いずれも、大腿の筋肉は、伸びながら収縮するほうが難しいからです。

 また骨盤が安定すると、背筋が伸び姿勢が安定し、腰痛、肩こりも改善します。骨盤の安定には、体幹の深層筋が重要になります。体幹を「箱」ととらえ中心として重視します。お腹の上が横隔膜、下が骨盤底筋、後ろには、背骨のきわにつく多裂筋、お腹の周りを取り囲む腹横筋です。武術や伝統舞踊などでも腰まわりの安定を「丹田」として重視しています。腹筋や背筋運動でも表面の筋肉を強く使うと、深層の筋肉は働かず、呼吸と運動を合わせて深層筋を意識して行います。顔が皆ちがうように、骨格、関節のつき方はみな違いますが、骨盤が安定して全身が動けると効率的に動けようになり体は軽くなります。

 また食事の量と筋肉のトーンには関係があり、小食では筋肉が硬くなりにくく、腰痛など痛めていても、体操をすると背骨が自然と最適な状態に整復され回復が早いです。この自己治癒力は、民間療法の理屈としりぞけられ、リハビリの世界でもわかってもらえず残念です。しかし姿勢調節に内臓の状態が影響することは、研究によりわかっているので、多くの人が気づき声をあげれば、腰痛には小食がいいは、常識となるでしょう。

 これまで、障害や病気の人に対するリハビリが専門でしたので、集団でする体操は私にとっても、新しいチャレンジです。未熟ですがよろしくお願いします。

 今年、宝塚健康塾21を発足しました。12月からは、月1回、宝塚、「仁川」近郊で開催します。内容は、体操(ボディワーク)とその時々の健康講座(手当て法、食養など)です。5名以上集まり、呼んでくだされば、伺うこともします。

12月は22日(日)午前10時から12時 阪急仁川駅すぐの「さらら仁川」で行います。会場費のみです。ご興味あるかたは連絡ください。