未来のための今ではなく、今のための今
先々のことばかり考えて、現在を落ち着いて取り組めてない生き方がある。
その原因は、学童期に父母が離婚して、将来がとてつもなく不安になり未来を心配し、現在に基軸をおけないからであると指摘を受けた。
今の積み重ねが未来であるのは知っているが、体験からくるトラウマがある。
私は、当時6年、父と母との関係は、完璧に自分のできることはなく無力でああると思っていたが、その想いを父母にぶつけ、自分の心情を形成している過去を書き換えることができる。
そのための父母に自分の想いを伝えるワークをした。
父が出て行ったこの現状を、俺にきちんと説明してくれと母に伝えた。
くやしかった心情をこぶしで座布団に叩きつけながら懇願した。
母はもう父が帰ってこない、違う女性と生活を始めたことを説明してくれた。
俺は納得できない、父を呼んで説明することを求めた。
父は、謝りながら事実を説明してくれた。
俺は抵抗した。あんな女性と別れて、また家族で一緒に暮らそうよ。
キャッチボールもして楽しかったじゃないか。俺にも責任あるのなら、改めるから、帰ってきてよ。
座布団を叩きながら、懇願した。
父と母の謝罪により、事実を受けいれるしかないことを認めざるを得なかった。
離婚してもお前の父である。いつでも会える。会社に電話してこいと父は話した。
わかった、そしたら、毎月第一日曜日は駅で待ち合わせて、いろんな話をしたり、キャッチボールをしに出かような。男と男の約束やで。
2年後父との再会の場面で。お父さん、お母さんが引越しすると言うてるの。俺は、引越しなんてしたくないねん。3人で話をして俺の事情も聞いてよ。
わかった、その場を設けるぞ。
お母さんが、離婚したから環境変えたいのはわかった。俺が反抗してるから、学校で評判の悪い友達と引き離したいやろ。でもな、お父さんが出て出いって友達まで無くなったら、俺は耐えられへんねん。。T君は、そんなやつと違うねん。男気があるええやつやねん。俺な来年中3や、高校も行きたいし、引越しは学校が決まってからでよくないか。T君と同じ高校にいきたいわけやない、彼と時々会える距離の町にしてよ、南は遠くていやだ。
俺な、反抗しているわけじゃないねん。毎日いらいらしてるだけなんや。熱中できるのがあれば、その気持ちを忘れるからそれを探したいや。家出したいくらいやったし、それなら一人で頑張れる全寮制の高校もええと思っているだ、お父さんお金を出してくれるか。
よしわかった、私がなんとかする。
俺の本当の心情と欲求を伝え、父母は俺のことを一番に考えてくれて納得と満足が残った。