Body Psycho Therapy 体と心のセラピー1
■命の誕生
卵子 卵巣で発育し排卵された卵子は卵管に取り込まれる。
精子 膣に射精された後、7時間は受精に良好な状態を維持する。
精子が卵子に貫入し、卵子と精子の染色体が合し、受精卵となる。
精子と卵子の核が融合し、染色体が紡錘体上に配列する。受精後30時間で、受精卵は2細胞期に、40時間で4細胞期に、60時間で8細胞期に、そして72時間には16細胞期(桑実胚)になり、子宮に到着する。排卵後3日目のこと。
胚子、胎児の発育
ヒトの発生は、原胚子期(受精後1週末)、胚子期(2週から8週)、胎児期(9週から出産)にわけられる。
胚子期(2週からの特徴は、杯盤胞上層の細胞が遊走し、上層と下層の間に入り込み、3胚葉が形成される。3胚葉は、外胚葉、中胚葉、内胚葉と呼ばれる。この胚子期に主要な器官が形成される。
外胚葉からは、中枢神経系、末梢神経系、耳、鼻、目の感覚上皮、副腎髄質、表皮、毛・爪、下垂体、乳腺、汗腺、葉のエナメル質が発生する。
中胚葉からは、筋、軟骨、骨、真皮と皮下組織(いわゆる結合組織全般)、脈管系(心臓、動静脈、リンパ管、血球、リンパ球)、腎臓、生殖器、脾臓、副腎皮質などが、発生する。
内胚葉からは、消化管、気道、膀胱、肝臓、膵臓などが発生する。
急激な器官系の形成で、卵子は頭尾方向と横方向に折りたたまれる。
■発生学をもとにした3胚葉理論
頭 神経系 皮膚 思考 外胚葉
腹 消化管(腸、内臓) 感情 内胚葉
背中 筋肉、骨格 行動 中胚葉
■3つの実存層
第1層 Mask マスク 面構え、社会的な仮面
↓
性格防衛 親しくなるにつれて脱ぐことができる
第2層 Shadow 影 クレイジーな部分、混乱、不安、緊張、ストレスが抱え込まれている層
↓
防衛されているが第1層よりも生命というものが見える
第3層 Self 自己 核(コア)、中心部
↓
真実(怒りなど)本物がある層、万人に共振する層
(うれしい、悲しい、叩かれると痛い、怒り)