セラピールーム耀 よう

心身を調節し統合するセラピー

通信45号平成30年4月号 

2017年12月8日 by Posted in: セラピー


男と女のセクシャリティー(性)
男女の性が存在していなかったら、私が存在していなかったことは知っている。恋愛、結婚をして父親になったが、異性を理解できずにいる。共通なのは種は同じというだけで男と女は全く違う、だから女性の前では紳士にしておけばいいとセクシャリティーの理解を放棄してきた。
男が疎んじられ亭主元気で留守がいい、粗大ごみと流行ったのを思い出し冷や汗をかく。 自分の欲求や衝動を理解し成長するためにセクシャリティーを確立したいと願う。男と女のセクシャリティーを多面的に理解し、セクシャリティーを確立することを目的に書いてみる。
我々の祖先の男は、狩猟に出て獲物を追いかけ仕留めるために、スピードと力を持つように体のデザインを適応させた。狩猟を成功させるために、技術に関心をもつようになった。男たちが遠くに出かけ狩りをしている間、女は社会の中心にいて、植物の採集と育児をする役割があった。そこではコミュニティーを作り話し合い、女は社会的手腕に関心を持つようになった。男は技術に強く、女は言語に強くなった。
日本では奈良、平安時代ごろまで原始の名残りとして、女が家督を相続し女性を中心とした婚姻が成立していた。女性に経済力があったので通い婚として男が女の家に通い、足が遠のけば離婚が成立した。また戦国時代では、男女は13、14歳位で結婚し子どもをもうけた。現在では考えが及ばない歴史があった。
自然の影響で、西洋は狩猟文化を東洋は農耕文化を引き継ぎ文化を発展させた。ナイフとフォークで獲物を引き裂く文化と、お箸で自然を摘む文化では、男女の役割にも違いがでる。自己を主張し合うか、共同協力することを大事にするかが異なる。男尊女卑を否定するため西洋から男女同権が言われて久しいが、それは男女に平等がなかったからであろう。そのことを考慮して男脳、女脳等の本を読む必要がある。
わかりきっていることだが、男女の性の違いをあげる。
生態的相違:男性はこどもが産めないが、女性はこどもを産める。男性の精腺は精子で性器は外設され、遺伝子はXYである。女性の精腺は卵子で性器は内設され、遺伝子はXXをもつ。
成長の変化:性ホルモンの分泌の違いにより、成長の過程で男性は筋肉に覆われペニスが発達する。女性は丸みをおびた筋肉となり乳房が膨らむ。男性の皮膚は強くなり鈍化し声は変声し、体は女性より大きくなり、関節の機能は固く角張る。女性の皮膚はやや強くはなるが敏感なままで声変わりはなく、体は男性より小さく、関節の機能は弱くしなやかさになる。
精線:精子の寿命は3日で、活動は卵子に向かって自分の体から出て競争、協力しながら長い旅をする。大きさは極小であり、受精はいつでも可能で数は無数である。卵子は寿命は15日から20日で、卵巣からラッパ管への体内の短い旅を行う。受精は強い精子以外は受け入れない。不出来な卵子は流し受精はタイミングが悪ければ不可能で、1個の卵子が選ばれ子宮に着床する。
遺伝子:性染色体は男性はXY、女性はXXである。男性はY染色体を父親から受け継ぎ女性は両親から受け継ぐ。X染色体は人の生存に必須で、免疫機能に関するDNAが豊富である。Y染色体は機能しない遺伝子も多く不安定でコピーミスや退化も多い。
人生観や価値観、コミュニケーションの相違:男性は、こどもを産めず存在した証が残らないので、独自の建造物を作り社会に認めさせ、歴史に名を残したい欲求がある。それで地位、名誉、業績、功労にこだわる。記憶を保つことは短く、3日以内(精子本能)で、人の話を聞かない。
一般的に女性は、子どもを残して存在した証を残したい。そのため、自分自身と子どもを安全で快適に保ちたい欲求が強い。様々な心身の栄養になるものを吸収して融合したい。結果よりも過程(プロセス)にこだわり、自分の内側にある気持ちよさや創造するものを理解してもらいたい。男よりも記憶力は高く、男女関係の全てを覚えている。
趣味の相違:男性は、スポーツであったり、メカニックなもの等の自己の能力を示すものを好む。同じ嗜好を持つ者同士で群れることを好む。(精子本能)。女性は内なる広がりを得られるものを好む。同じグループは身内とし認めるが、同じ嗜好を持っていても長く近くにいるとストレスを感じる。(卵子本能)
男性エネルギーと女性エネルギー:男性エネルギーと女性エネルギーは、男女に関わらず全ての人が有しているが、エネルギーの質は異なる。
男性エネルギーは、理性、決断、判断、行動などに代表されるものである。少年から男となり「自立」し、夫となっては家庭や社会で「リーダーシップや旗振り」をする役割を担う。父となっては、正しい進路や方向性を「指摘」するようになる。エネルギーの役割は、変化していくが、エネルギーの量としては、同じ1だと憶えていてほしい。男性エネルギーの場所は、男根と丹田中心に存在する。表1参照
女性エネルギーは、感性、愛、創造性、想像性などに代表されるものである。少女から女となり男に「依頼」ができるようになり、妻となっては夫を「補佐」できるようになる。母となっては全てを認め包み込むような「抱擁」ができるようになる。自分自身で容易に行える「自立」してできることでも、「依頼」すると2倍のエネルギーが必要になる。妻になり「補佐」するとは、自分自身で立ち相手を支えてそして押し出すことが必要で、エネルギーは3倍必要になる。母親の「抱擁」とは、エネルギー量は無限大である。例をあげると、女が男にどこか素敵な所へ連れて行って欲しいと「依頼」することができる。熟年夫婦の妻が、夫が家に帰って会社で深刻なことがあったんだと察し、黙ってお茶を出すというのは「補佐」である。
男性エネルギー、女性エネルギーの発達過程:図1、2参照  思春期になると、女性は乳房が発達し生理がおこる。男性はペニスが発達し射精や筋肉の発達が生じる。
思春期になると女性は胸(乳房)を意識するようになり、女性エネルギーが拡大する。胸の女性エネルギーだけが拡大すると不安定になり転倒するので、現実的に生きていくため男性エネルギーを拡大し釣り合いをとる。
思春期になると男性は、ペニス(男根)を意識するようになり、男性エネルギーに釣り合うように女性エネルギーを拡大する。その量は1から生じた1のエネルギーである。
成人した男性が女性と出会う恋愛場面を思い起こして欲しい。女性が胸の感性を使って男性に「依頼」(楽しませてよと振り回す)すると、男性の男性エネルギーは、女性の女性エネルギーに呼応して拡大する。男性エネルギーが拡大すると、それに対応して男性の女性エネルギーも拡大する。このようにして男性は、エネルギーを拡大していく。
これらのことは、生物学的、歴史的、エネルギー的に男女はセクシャリティーが異なる、という仮説である。性差は全て経験から生じると考えている人にとっては、受け入れ難いものかもしれない。
参考文献 1.D・モリス、セックスウォッチング、小学館  2.アラン・ピーズ、話を聞かない男、地図が読めない女、主婦の友社 3.サイモン・バロンコーエン、共感する女脳、システム化する男脳、NHK出版


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