セラピールーム耀 よう

心身を調節し統合するセラピー

「センタリング 中庸 Ⅱ」   通信 44号

2017年9月3日 by Posted in: セラピー


センタリング(中庸)Ⅱ
センタリングとは両極をきわめてセンターで安定し動揺しないことです。前回は「行動」と「感情」と「身体」のセンタリングについて書きました。今回は「思考」のセンタリングについて書きます。
腕をゆっくりあげようと頭で命令して運動をおこすのは、思考経由の行為ですが、とても腹がたって拳をつき上げたなら感情経由の行為というように、成り立ちが違います。思考は感情や身体にも影響を及ぼしますが、主に行動に及ぼす思考のセンタリングについてみていきます。
「思考のセンタリング」
ある行動をおこす時、あなたはどんな思考や概念をもって始めるでしょうか。行動を移す前、決断にいたる時、行動に移した後はどうでしょうか。目的、方法(パターン)、自分を中心にした思考か他人を中心にした思考でしょうか。思考にセンタリングがあれば、右も左もどちらも自由に選択できるのに、ある極にへばりついていてあなたの自由を奪っているものがありますか。例をあげてみます。
目的:ある行動をとる時の目的となるあなたの思考は何ですか? ・失敗するか成功するか ・やって楽しいか、楽しくないか ・やって意味があるのかないのか ・これだけは注意してやろうとすることなど
方法:そのような目的から行動に移していくときのあなたの思考パターンは何ですか? ・公表すると失敗した時に恥ずかしいので、だまって始めよう ・経過は秘密にしておき、うまくいかなかったらすぐに諦めよう ・有言実行をかかげ自分に鞭打とう ・他人の評価が最優先である ・食べ過ぎたら、運動をするか次の食事をぬくなど常に帳じりを合わせよう ・自分の行動を常に確認する思考が働く
決断:決断は自分の要求に基づいての決断ですか、だれかにほめてもらいたい他人のための決断ですか?
決断して行動したら、どのような思考や概念が働きますか? ・やり始めたことは、最後までやりとげないといけない ・このやり方でないといけない ・社会的正義が優先する ・すばやく成し遂げるため合理性を優先する ・成し遂げるためには自分の段階を踏むべきである
一日の時間列で、自分の思考に偏りがないか調べてましょう。例をあげますので選択したり、ご自分で書き出してみてください。
1 朝起きた時、ぼんやりしながら、何を考えていますか? ・ぼんやりする余裕もなく、日時の確認、天候など、体の調子などの確認をする ・隣にねている家人の機嫌や様子を伺う ・天候やひと時の気持ちよさを味わう、空白的な余裕がある
2 朝ごはんの時は何を考えていますか? (朝食抜き、野菜シュースやお茶だけのひとも) ・一日の段取りや先のこと ・新聞やテレビからの情報の確認をする ・どんなことを話そうか、家族との愛情交換について 3 仕事や家事の時は何を考えていますか? ・やるべきことの進行について ・人間関係のこと ・家事なら夕食は自分の好きなものを作るか、他人の好きなものを作るか、折衷案か
4 夕食後の趣味の時間は、何を考えていますか? ・お酒などを飲みながらくつろぎ気持ちがよい ・好きな音楽や読書、またはゲームなどを楽しむ ・仕事のことを考え続けている ・趣味の世界に没頭し満足している ・疲労して考えることもなくSNSにただ反応する、またはテレビを何気なく見ている。
自己分析の参考までに極にへばりついてセンタリングできない、架空の男と女の例をあげます。
ある男・・・自分の健康や体調と自己管理のための確認を何よりも優先する。家族との時間を大事にして愛情交換したいのだが、具体的要求はできず、風呂、飯、寝るなどわずかしか表現しない。もっと私の話を聞いてほしい、やさしくしてほしい、楽しい会話がしたいと思っているが、伝えれない。たまに伝えても拒否がかえってくると、蓋をして自分の世界に閉じこもり身も守ることに思考を費やす。
ある女・・・他人中心の評価をしがちで、いつも他人の目が気になる。職場で自分勝手な行動とり、ずけずけ私に指示したり関わる人に、とても腹をたてる。私は直接交渉できないから、自分の地位の安全を守るため、上司や他人から注意を与えるようにお願いをする。また男性から交際を申し込まれても、私なんかより、もっとふさわしい人がいてるわ、もう子供を生める年でないし、現在の地位と環境に甘んじるのがふさわしいというマゾ的な思考パターンに陥る。


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