セラピールーム耀 よう

心身を調節し統合するセラピー

「センタリング 中庸」 通信43号 平成29年7月

2017年6月4日 by Posted in: セラピー


センタリング(中庸)
ンタリングとは、日本語では「中庸」であり、かたよらないことと思われています。また釈尊が「極端な断食修行と欲望追求のどちらにも悟りの道はない」と説いたことでも有名です。
センタリングの本来の意味は、両極の真ん中で安定し動揺しないでいることです。振り子に錘(おもり)をつけて両端に移動していることを想像してみてください。小さい錘をつけて振れば振り幅は小さく、真ん中で止まるのに時間を要します。重たい錘をつけて振れば振り幅は大きくなり、真ん中で速く安定して止まります。(両極をポラリティーといいます)図1 センタリングを行動と感情と身体にわけてみていきます。
「行動のセンタリング」
動く・止まる、吸う・吐く、前進する・後退する、問題に向かう・問題を避けるなど、どの行動においても両極は存在します。もしも動くことだけが良いことだと思いこんでいる人は、止まっている人を見ると腹がたつでしょう。動くのも止まるのも同等に大事だと知っている人は、他人の行動をみても、今は動いている、今は止まっていると中庸に認識できるでしょう。
錘がたくさん振れる人は、エネルギーを大きく使い、極がきわまり反対にも大きく振れるので、動いた後のリラックスも深くなります。自律神経が関与します。極をきわめて限界に挑むと、錘は大きく振れセンタリングも強くおきて安定します。錘を振る容量が小さいと安定しません。私は職場の人間関係の緊張が高く、ちょっとしたことで動揺し行動も固まった経験があります。自分の衝動や感情、思考からの命令で、どちらにも大きく振れる行動がとれるようになると、気持ちの動揺はおこらなくなりました。
また静から動のように、すぐに両極に移行できるエネルギーが高いと、どちらの行動もとれるので、自由性が増し自分の人生の主導権(アイデンティティー)が手に入りやすくなります。両極を波にたとえるなら、波の頂点は終わっているのにまだ動こうとすると、過充電(オーバーチャージ)になり振り子はくるくる回りだします。超過勤務で限界を超えて仕事を続けていると、寝ていても交感神経が暴走し眠れなくなります。ストレスハイが続くのは、とても危険な状態で命に関わります。
また振り子が振れない状態とは、自制して行動を抑制しているか、エネルギーを使ってどきどきすることをあきらめた状態でしょう。同じように錘は止まっていても、安定とは反対の状態です。
「感情のセンタリング」
感情のセンタリングの両極には、どのようなことがあるでしょうか。自分の中の「感情の快、不快」は、ちゃんと感じていますか。心地よい状態を感じないと、人は吸収することはできません。悲しみの中では、いくら空腹であっても食事は味気なく吸収できません。楽しいと思っているから、学んだことも吸収できます。自分に最適な環境づくりをして、快の状態を築くのは大切です。環境づくりをせずに、我慢が美徳と思っていませんか。やりたくないことをやって、本当の満足がないことは多いかもしれません。
また、「感情の自制・開放」はできていますか。感情をだしてはいけないときは自制し、開放するときには表現できることは大事なことです。私は感じていても素直に表現するのは苦手で、まだまだ自制していることが多いです。
「感情の吸収と排出」はできていますか。いろんな感情を伴う経験をして喜びや満足を吸収し、ストレスやいやなことは排出していますか。いやなことまで吸収していませんか。人の排出は腸でおき、腹にためないことは大事なことです。
「身体のセンタリング」
身体にも正中というセンタリングがあり、安定しているとは、どの方向にも自由に動けることです。体が前屈、後屈、 回旋、 側屈したときに左右差はありませんか。どちらかに動きにくいですか。体のどこかに分断がおきていませんか。その原因を行動、感情のセンタリングと共に探っていきます。


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